司法書士事務所LEGAL SQUARE
〒456−0031
愛知県名古屋市熱田区神宮三丁目7番1号
べんてんビル5階E号室
代表司法書士 寺田 好克 (てらだ よしかつ)
司法書士登録番号 愛知第1243号
認定番号 第418022号
トップページ > 多重債務解決の実例 > 過払い請求の実例ケース6
Sさん(名古屋市在住)の場合
家族には内緒で消費者金融を利用していたSさん。返済が遅れて債権者から督促状が自宅に届いたため、家族に消費者金融を利用していたことを知られてしまい、現在の借り入れ状況を全て家族に打ち明けました。
心配したご家族が債務整理手続きのことを知り、Sさんはご家族から債務整理の手続きをすることを勧められ、ご家族と一緒に相談に来られました。
借金 | |
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消費者金融8社 約310万円 | 取引期間 1年〜15年 完済している債権者2社 |
合計 約310万円 |
収入 | 支出 |
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Sさんの収入 約10万円 ご家族の収入 約35万円 |
生活費(家賃、食費等) 約21万円 保険料 約2万円 住宅ローン 約7万円 Sさんの借金返済 約13万円 |
合計 約45万円 | 借金の返済を除いた合計 約30万円 合計 約43万円 |
完済後、現に取引をしていない場合でも、過払金が発生していれば取り戻すことができる。但し、完済後10年経過していると、時効が成立して過払金を取り戻すことができない。
過払金が発生していればそのお金を他の債務の返済に充てることができる。
手続きの注意点過払金が発生していても全額取り戻せないこともある。その場合には訴訟を提起することで取り戻せる額が増加する可能性がある。
債権者 | 依頼時の残金 | 取引年数 | 手 続 き の 結 果 | ||
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引き直し後の残高 | 支払方法 | 月々の返済額 | |||
消費者金融 A社 | 約48万円 | 12年 | 過払い金100万円 | 0円 | |
消費者金融 B社 | 約50万円 | 9年 | 過払い金50万円 | 0円 | |
消費者金融 C社 | 約42万円 | 11年 | 過払い金70万円 | 0円 | |
消費者金融 D社 | 約50万円 | 11年 | 過払い金110万円 | 0円 | |
消費者金融 E社 | 約100万円 | 15年 | 過払い金100万円 | 0円 | |
消費者金融 F社 | 約20万円 | 1年 | 約20万円 | 0円 | |
消費者金融 G社 | 0万円 | 6年 | 時効 | 0円 | |
消費者金融 H社 | 0万円 | 6年 | 過払い金45万円 | 0円 | |
合 計 | 約405万円 | 合計 約455万円 | 合計 0万円 |
過払金返還の交渉でSさんの納得いく額で和解できなかったC、E社については、Sさんと相談して訴訟を提起しました。その結果、債権者から和解の申入れがあり、Sさんの請求額をほぼ全額取り戻すことができました。(訴訟を提起した場合であっても、今回のケースのように裁判外で債権者と交渉して和解することがほとんどです。)
その結果、過払金を総額で446万円取り戻すことができました。取り戻した過払金から報酬分を引いても327.8万円あったため、債務が残った債権者についても一括返済することができました。なお、1社については時効が成立していたため、手続きを行わないことにしましたので、1社3万円の報酬もかかりませんでした。
手続き完了までの期間は、受任から全ての債権者より取引履歴の開示があるまでに2ヶ月、全ての取引履歴の開示があってから和解が完了しYさんに返金が完了するまでに6ヶ月(訴訟提起から過払金を取り戻すまでは2ヶ月)、合計で8ヶ月で全ての手続きが完了しました。→過払い請求手続きの詳しい流れはこちら
費用 | 支払い方法 | |
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当事務所の報酬 | 21万円 | 過払い金よりいただきました |
過払い報酬 | 89万2千円 | |
訴訟費用 | 3万円 |