多重債務解決の実例　／　任意整理の実例　／　司法書士事務所ＬＥＧＡＬ　ＳＱＵＡＲＥ

ケース4
過払い金で残っている借金を
全て返済

依頼者様のお悩み

自分の借金返済を手伝ってくれていた両親の分の手続きをお願いしたい。

Ｉさん（愛知県在住）の場合
　以前に当事務所で債務整理の手続き行い、過払金を取り戻したＩさん。以前からご両親が消費者金融から借り入れをしてまで自分の借金返済を手伝ってくれているため、是非ともご両親も手続きしてほしいとのことでした。
　しかし、たとえご家族であっても、本人の意思とは無関係に手続きを行うことはできません。そのためＩさんからご両親に手続きすることを勧めていただき、事務所に相談に来ていただくことになりました。

現　状

借金及び財産の状況

借金
お父様の借金9社　約288万円お母様の借金5社　約85万円	取引期間　お父様3年〜16年お母様2年〜 4年
	合計　約373万円

月々の家計の状況

収入	支出
お父様の収入約34万円お母様の収入約6万円	生活費（家賃、食費等）約18万円ご夫婦の借金返済約17万円
合計約40万円	借金の返済を除いた合計約18万円合計約35万円

解決のご提案

お母様の借金自体は取引期間が短いもののお父様に多額の過払い金が発生している可能性が高く、夫婦全体で考えれば借金そのものを全てなくせるのではと思い任意整理（過払い請求）をご提案いたしました。

　奥様の債務に関しては借り入れ期間が短いため、あまり減額されることは期待できませんでしたが、旦那様は16年という長期間の取引もあったため、過払金が発生している可能性が非常に高いと考えられました。
　そのため、旦那様の過払金で取り戻したお金が多額に及ぶようであれば、奥様の返済費用にも充てることができることもお伝えしたうえで手続きを受任させていただきました。

ＣＨＥＣＫ　ＰＯＩＮＴ！

選択の決め手

取引期間が７年以上ある場合には過払い金の発生している可能性が高い

過払い金は借金の返済、手続き費用に充てることができる

手続きの注意点

たとえご家族であっても本人の意思なしでは債務整理手続きはできない

手続きの結果と費用

手続きの結果

お父様の手続き結果

債権者	依頼時の残金	取引年数	手　続　き　の　結　果
債権者	依頼時の残金	取引年数	引き直し後の残高	支払方法	月々の返済額
消費者金融 A社	約55万円	16年	過払い金120万円		0円
消費者金融 B社	約25万円	5年	過払い金3万円		0円
消費者金融 C社	約40万円	10年	過払い金70万円		0円
消費者金融 D社	約13万円	7年	過払い金9万円		0円
消費者金融 E社	約40万円	4年	約13万円	一括	0円
消費者金融 F社	約43万円	12年	過払い金55万円		0円
消費者金融 G社	約8万円	1年	約8万円	一括	0円
消費者金融 H社	約37万円	9年	過払い金20万円		0円
信販会社 I社	約27万円	3年	約20万円	一括	0円
合　　　計	約288万円		合計　236万円		合計　0万円

お母様の手続き結果

債権者	依頼時の残金	取引年数	手　続　き　の　結　果
債権者	依頼時の残金	取引年数	引き直し後の残高	支払方法	月々の返済額
消費者金融 A社	約30万円	3年	約21万円	一括	0円
消費者金融 B社	約20万円	3年	約15万円	一括	0円
消費者金融 C社	約15万円	2年	約13万円	一括	0円
消費者金融 D社	約15万円	5年	約15万円	一括	0円
消費者金融 E社	約5万円	1年	約5万円	一括	0円
合　　　計	約85万円		合計　約69万円		合計　0万円

　当初の予想通りお母様の取引は全社で借金が残ってしまいましたが、お父様はほとんどの取引で過払金が発生していました。お父様の取り戻した過払金が277万円と多額に及んでいたため、お母様の分を含めて残っていた債務を一括で支払うことができました。また、取り戻した過払金から一括返済費用及び報酬分を引いても69万4千円をお返しすることができました。
　手続き完了までの期間は、受任から全ての債権者より取引履歴の開示があるまでに２ヶ月間、全ての取引履歴の開示があってから和解が完了しＹさんに返金が完了するまでに2ヶ月、合計で4ヶ月で全ての手続きが完了しました。→過払い請求手続きの詳しい流れはこちら