司法書士事務所LEGAL SQUARE
〒456−0031
愛知県名古屋市熱田区神宮三丁目7番1号
べんてんビル5階E号室
代表司法書士 寺田 好克 (てらだ よしかつ)
司法書士登録番号 愛知第1243号
認定番号 第418022号
トップページ > 多重債務解決の実例 > 過払い請求の実例ケース1
Hさん(名古屋市在住)の場合
息子さん夫婦よりお問い合わせいただき、無料相談に来ていただいたHさん。Hさんは現在は年金生活ですが、生活費に困り消費者金融より借り入れを始め、長いものでは取引期間が25年にもなるものもありました。
当初は債務整理手続きを非常にマイナスイメージに捉えられており、手続きに対し消極的でした。しかし、このまま年金だけでは返済していくことができないという息子さん夫婦の説得もあり、一度相談だけでもしてみようと思われ、ご相談に来られました。
借金 | |
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消費者金融4社 約330万円 信販会社2社 約11万円 |
取引期間 1年〜25年 |
合計 約341万円 |
収入 | 支出 |
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Hさんの収入 約13万円 | 生活費(家賃、食費等) 約10万円 Hさんの借金返済約13万円 |
合計 約13万円 | 借金の返済を除いた合計 約10万円 合計 約23万円 |
※月々の収入から債務の返済を除いた支出合計を引くと3万円となります。これが余剰金(月々の収入から返済に充てることができる金額の基準)です。
取引期間が7年以上ある場合には過払い金の発生している可能性が高い
過払い金は借金の返済、手続き費用に充てることができる
手続きの注意点1社あたり140万円以上の過払い金が発生すると司法書士では手続きできない
債権者 | 依頼時の残金 | 取引年数 | 手 続 き の 結 果 | ||
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引き直し後の残高 | 支払方法 | 月々の返済額 | |||
消費者金融 A社 | 約50万円 | 11年 | 過払い金79万円 | 0円 | |
消費者金融 B社 | 約50万円 | 25年 | 過払い金480万円 | 0円 | |
消費者金融 C社 | 約200万円 | 19年 | 過払い金190万円 | 0円 | |
消費者金融 D社 | 約30万円 | 7年 | 約3万円 | 一括 | 0円 |
消費者金融 E社 | 約2万円 | 3年 | 約1万5千円 | 一括 | 0円 |
消費者金融 F社 | 約9万円 | 1年 | 約9万円 | 一括 | 0円 |
合 計 | 約341万円 | 合計 約735万円 | 合計 0万円 |
※債権者Fは法定利息のため債務の減額はありません。
利息の計算により、B、Cの2社は司法書士で手続きできる範囲を超えていたため、Hさんと予め話を通しておいた弁護士事務所に伺い手続きをお願いしました。できれば訴訟はしたくないというHさんの意向でしたが、交渉による債権者側からの和解金額の提示があまりに低かったため訴訟に踏み切ることになり、訴訟で過払い金を回収しました。当事務所ではA、D、E、Fの債権者と和解をおこない、A社から返却された過払い金からD、E、F社の返済及び当事務所の報酬をいただき、Hさんに37万7千円返却することができました。
手続き完了までの期間は受任から全ての債権者より取引履歴の開示があるまでに2ヶ月間、全ての取引履歴の開示があってから和解が完了し、債権者への返済が完了するまでに2ヶ月間、合計で4ヶ月間で全ての手続きが完了いたしました。→過払い請求手続きの詳しい流れはこちら
費用 | 支払い方法 | |
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当事務所の報酬 | 12万円 | 過払い金よりいただきました ※弁護士先生に依頼した債権者の分の報酬は当事務所ではいただいておりません。また、弁護士費用は別途必要となります。 |
過払い報酬 | 15万8千円 |